目の前では誰も素直にはなれないから電話
悩んでいる時に「自分、悩んでいます!」と真っ直ぐに言える人…実は少ないのではないかと思うのです。
辛く悲しい出来事を受け止めるのに精一杯
周囲に苦しんでいることを悟られたくない
きちんとルーティーンをこなすことで気持ちを保っている
自分自身で何とかしようとして、ひたすら黙って、耐え忍んで、やり過ごすことで活路が拓けるような感じなのかもしれません。
本当の気持ちをうまく表現できる自信がなくて口をつぐむことだってあります。
それは自分を護る上で、大切なことです。
すぐに口に出せることは、「悩み」ではない可能性の方が高いような気もします。
だからこそ、電話相談はあり続けるのだと思います。
耐えている最中、ちょっと弱音をこぼしたい時
こなしている自分がうまく褒めてあげられない時
周囲からの自分のイメージを壊したくない時
見知らぬ誰かにそっと話してみる電話相談は、息継ぎできる場所となり得ます。
息継ぎをしてはじめて、また明日から自分や周囲と付き合っていくことが可能になるのではないでしょうか。
そして、電話相談の良いところは「自分の口で伝えること」だと思います。
呼吸は、吸うだけではなく「吐く」ことで成り立ちます。ゆっくり話してみることがおすすめです。
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